第4回俳句サロン吟行

                                    新緑萌える百草園へ


今年で4回目を迎えた俳句サロンの吟行は、梅で有名な百草園を初夏に訪ねることにした。5月27日は朝からいい天気で絶好の吟行日和となった。調布駅から電車で20分ほどで百草園駅に着く。そこから10分ほどの歩程で園に着くのだが最後の上り坂がきつかった。総勢11名の一行は呼吸を整え登ったが、鶯やホトトギスの鳴き声に迎えられて元気付けられた。園内は青葉、若葉で満ちあふれ、まさに生気あふれる季節で梅の時期とは違った趣があった。庵の一つに三檪庵(さんれきあん)という茶室がありそこが句会場となった。明るい陽光、新緑、静寂、ホトトギスと句会にはふさわしい雰囲気で、名句が生まれてもおかしくない環境である。

                  百草園けふ新緑の中にあり     正幸

が「天」(最高点)をとった。

句会のあとは三三五五、園内を散策して青梅を拾ったり、トークをしたりで午後3時過ぎには園をあとにした。

<参加者>中島深川、岩井健三、大竹英一、小林正幸、多田佐和、関根勝彌、
       細井栄、町田民夫, 丸田明彦、宮澤晃平、山田和則



句会風景。兼題は「新緑」である。

緑の中の三櫟庵。外ではホトトギスがしきりに鳴いている。


inserted by FC2 system